109.5kg WE13aのツィーターをJBL075フィールド型改造機に変更(後編)

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 写真は試聴に使用したステレオサウンド社から最近発売されたLP、ザ・ピーナッツの「ザ・ファースト・ディケイド」。解説文はオーディオ評論家の山本浩司さんが書いているのですが、解説文の2/3はカッティングの話です。

 これを読んでビックリ !!このLPのマスタリング、カッティングは今回の075フィールド型改造機を制作してくれた松下真也さんでした !!
 松下スタジオならテレコはテレフンケンのマグネットホーンにアンペックスのアンプを組み合わせたもの。カッティングマシンはスカリーです。
 解説にもありますが、日本でスカリーのカッティングマシンを保有するのは松下さんのスタジオDede/Dede Airのみです。

 このLPは特にA面冒頭の2曲、モノラルで切られた「可愛い花」と「情熱の花」が素晴らしいのですが(聴いて本当にビックリしました !!先にステレオのB面から聴きましたので仰天して、椅子から転げ落ちそうになりました)、このモノラル部分はウエストレックスのモノラル・カッターヘッドで切られています。
 このカッターヘッドも松下さんしか所有していない模様です。

 実はベンプレ親父、昨年の10月に松下さんのスタジオを訪ね、ブログ記事にも書いていますので、マシンの写真も載せていますぞ。https://91683924.at.webry.info/201710/article_13.html
 
 最近のLP復刻ブームで旧譜LPの再発が散見されますが、カッターはノイマン、モノLPもステレオカッターヘッドで切られています。これでも良い物はあるのですが、やはりモノラル・カッターヘッドで切られたモノLPの音は凄まじく良いのですね。

 ジャズのオリジナル・モノLPには随分良いお値段がついていますが、聴くとそれだけの価値があるものが多いです。とにかく音が良い。
 ベンプレ親父はマスターテープの劣化が起こる前に作られたからだと思っていましたが、これはカッターヘッドの違いの方が大きいのでは。復刻のモノラルLPはみんなステレオカッターヘッドで切られていますから。
  
 ということはですよ、今後再発されるモノLPでも、モノラル・カッターヘッドを使用すればオリジナルLPの様な音がするかもしれませんぞ。
 これは先の楽しみができましたよ。もうしばらくは生きていましょう。

 さて、今回GETした075フィールド型改造機は松下真也さんの製作で、WE13a工房の笹本さんとの共同作業で作られました。
 実はスタジオDede/Dedeのテレコやカッターにも笹本さんはコラボしているそうです。

 松下さんもカッティング技術者としてお忙しいようですし、075改造機、よく作っていただきました。有難うございます。

 このツィーター、どこか資本力のある所と組んで大々的に売り出したら相当イケるのでは。だって音がすごく良くて、欠点がないですから。
 075の調達でJBLから文句が来るのかな?

 とにかくWE597やマクソニックのフィールド型を狙うより、こっちの方が音は全然良いと思いますよ。

P.S.
 ほぼ同時期にステサンからはハリー・ベラフォンテのLPが発売されています。コレも買おうかなと思いましたら、マスターテープを24bit/96KHzにデジタル変換して、お化粧したあとでLPに切り直しています。
 解説を見ると、「だから高音質盤ですよ」みたいに書かれています。

 これで全く買う気を無くしました。アナログは出来るだけアナログで出してくださいよ。そんなにマスターが傷んでいたのかなぁ・・・

 ステサン社は同時に全くコンセプトの違うLPを出しましたね。ベンプレ親父は松下/笹本/ピーナッツ方式を圧倒的に支持しますぞ。

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この記事へのコメント

かめきち
2018年09月03日 10:16
昔の日本録音、特にキング盤は音が良いものが多々ありますね。ジャズのブルーノートでも日本盤は東芝から出ていますが、一時キングから発売されていたものは中古市場でも高く、これはオーディオマニアが買っているのだと思っています。
ベンプレ親父
2018年09月03日 12:58
かめきち様、コメントありがとうございます。

マスターテープが同じでも、テレコ、カッターレース、カッターヘッド、カットする人で随分と音が違うようですね。
高音質盤と力を入れすぎたヤツはへんな音のL Pも多いし...
面白いですが、追いかけるのも大変です(^-^)

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