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zoom RSS 続・EMT927stを導入しました

<<   作成日時 : 2018/11/08 00:35   >>

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 (LPレコードを演奏中の927です。よく言われることですが、LPレコードがEP盤の様に見えますね。
 実はベンプレ親父も瀬川冬樹先生が自分の927でレコードをかけておられる写真を見て、瀬川先生はクラシックマニアなのに、EP盤なんて聴くのかなぁ?と驚いたことがありますw)

 EMT927stの続報です。
 我が家のオーディオ評論家に927を聴いてもらいました。
 評価はハナマルでした。
 「高貴な音、怜悧な音で凄く良いわね」という事で御座いますです。

 我が家のオーディオ評論家は、演奏会には喜んでいくのですが、レコードを聴かせるとウルサイとか言って、数分で聴くのを止めてしまいます。
 しかし今回はLP1面を全て楽しんで聴きとおしたようです。これは珍しい事なのです。

 さて、丸二日聴きましたが、EMT927stは確かに良いです。我が家の歴代タンテの中でもベストです。
 音の傾向としては、これはドイツの音ですね。クラングフィルム・オイロダインと一脈通じるものがあります。
 がっちりとして輪郭が明瞭、あいまいさが無く、音がどこまでも伸びる。ダイナミックレンジが広い。音に揺らぎが無い。
 こんな傾向の音ですね。

 DECCAのMKTもキツめの音でしたが、そのキツさとは違います。DECCAが少し神経質な印象なら、EMTは豪傑のような音です。
 現在、グールドの弾くヘンデルのチェンバロ曲を聴いていますが、チェンバロのつま弾く音でさえ、太さや胴鳴りを感じますね。
 とにかくスケールの大きさと音の強さは抜群です。ナンパな音は全くなしですな。言うなれば男らしい音です。

 私はスピーカーは英国製が好きなのですが、カートリッジはドイツ物が好きかもしれません。
 SPUはデンマーク製ですが、まあ、ドイツでしょう。EMTの針も共同開発していました。
 もう一つの常用品、ベンツマイクロACE SHもドイツですね。

 ベンツマイクロは開発が新しいだけあって、ワイドレンジでブリリアントな音ですが、やはり甘い音ではないです。

 以前、某マニア邸で聴かせていただいた、ADCの軽針圧針の繊細で柔らかな甘い美音にも大いに惹かれるところはあるのですが、自分で買うヤツは硬派系ですね。

 私は性格的にはソッチ寄りではないと思うのですが、音は芯がないともの足りませんな。

 それにしても、EMT927stで聴くLPはなんだかLPらしくないです。マスターテープとLPの中間位の音がしてるのでは?

P,S,
 「927Dstはセンタースピンドルがバネ仕掛けになっていて、そのままではLPが密着せず、上からスタビライザーを乗せると盤がプラッターに密着する。
 それはLPのセンターホールがバカになっていた場合、再生時に偏芯が大きくなるのを防ぐためである」と書いたものをアチコチで読みました。

 でも927stを二日間使ってみますと、どうも違うんじゃないかと思い始めました。
 これは単に、演奏後のLPをプラッターから外しやすくするためなんじゃないかな?

 現在927stにガラスプラッターを乗せて使っているのですが、一つだけ不満があります。演奏終了後にLPを取り外すのが少しやり難い。

 普通の30pタンテはLPの外周より少しだけプラッターが小さくなっています。
 デンオンDN308Fも30pLPの外周にあたる部分はターンテーブルシートを少し凹ませてあり、LPが外しやすくなっています。
 RCA70C-1は現在、やや厚みのあるフェルトシートにしてありますが、これもLP外周の指の掛りは良いです。
 これに対してEMT927stのプラッターには特に細工もなく、LP外周の指掛りは悪いですな。

 瀬川先生は927ほどLPをかけやすいプレーヤーは無いと言われていました。でもLPが外し難くてはそうは言われないでしょう。
 ですから、Dstのセンタースピンドルの工夫は「LPを外しやすくするため」という単純な理由なんじゃないかなー。

 なお「927ほどLPをかけやすいプレーヤはない」という瀬川先生の発言から、私は瀬川先生の927は一部で言われているstではなくて、やはりDstだと思うのです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
EMT927の連載記事、とても興味深く拝見いたしました。取説マニュアルでは進相コンデンサーの定期的な交換を求めていますが、プロ現場で使うわけではありませんので、振動が大きくなった時に交換されてはどうかと思います。BOSHのコンデンサはとても優秀です。なお、アイドラーのアルコールでの清掃は注意が必要です。アイドラーやテープデッキのピンチローラーの多くはアルコールで硬化するものがありますので、純水を使う方が安全です。いずれにしても、EMT927はほとんどメンテナンスフリーで、記事に書かれておられたとおり、何もしないでもびっくりするほど素晴らしい音がしますね。オーディオで良い音だと感心することは時々ありますが、驚くことは滅多にありませんので、今回のEMT927の導入、大正解ですね!
かめきち
2018/11/08 10:31
かめきち様、コメント有難う御座います。

ピンチローラーの件ですが、マニュアルではアルコールが推奨されていますが、清拭後は丸1日使用するな、変形することがあるからとか怖いことも書いてありました。
なるほど、そういう事情ですね。

進相コンデンサー、追加のコンデンサーが付いているようだと書きましたが、どうも商用電源の周波数によって進相コンデンサーの値が違うそうです。
ガラスプラッターは50Hz用のものが乗っていますから、本来は50Hz用で、あとからモーターを60Hz用に変更し、コンデンサーの値も変更したのかもしれないと思います。

しかし、いずれにせよゲルピンになりましたw
ベンプレ親父
2018/11/08 11:00
なるほど、ゲルピンですか。
それはそうでしょうね。
EMT927は減価償却期間が終われば、基本的には廃棄ですから
音の良いEMT927がそれほど多く現存しているとは考えにくいです。
今回、一音でOK!だったということは、当たりのEMT927ですね。
おめでとうございます!!
ただ、問題点が一つあります。
EMT927は録音が良いレコードと悪いレコードを明確に分けます。
世間で人気があるプレーヤーの多くが、悪い録音でもそれなりに良い音で鳴らしてくれるのに、EMT927はまったく見向きもしません。
アイドルタレントは誰でも握手しますが、EMT927は昔のシネマの大女優です。
これはレコードマニアにとっては辛い話で、聴けないレコードが増えること、覚悟しなくてはなりません。

かめきち
2018/11/08 13:56
かめきち様
確かにEMT927は曖昧さを許さない様な、厳格な音ですね。
休養中のDL103Rを再登板させないとダメかも知れません。
103はどんなレコードでもそれなりに鳴らす方だと思います。
EMT927はマレーネ.デートリッヒ、DL103は中村玉緒さんでしょうかw
ベンプレ親父
2018/11/08 20:27

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