(医)伯鳳会東京の忘年会でした

 昨日は午前中と昼一に大阪でお歳暮回りを2件、その後東京へ向かいました。
 伯鳳会東京の忘年会に出席するためです。

 伯鳳会東京の中心は東京曳舟病院ですが、その前身は白鬚橋病院です。6年ほど前にこの病院が倒産し、会社更生法を申請しました。
 すでにプレパッケージで入札を決めていた伯鳳会が35億円で応札し、経営を引き継ぎました。
 総資産から考えて、18~20億円が限度の物件でしたが、労働債権、税金滞納、社会保険料滞納、福祉医療機構からの借り入れなど圧縮できない債権が多く、この高値となってしまいました。

 倒産原因は多重リース、空リースを駆使して、MS法人にキャッシュを流し、病院がリース料を払いきれなくなったところで逃亡するという計画倒産でした。
 さすがに倒産物件とあって、人員配置や設備の点で問題が多く、風評被害も少なくなかったのですが、2か月ほどで黒字化し、その後は経営数値良好の病院になりました。

 しかし病院は古く、狭く、設備も限界です。4年目に白鬚橋病院から3㎞程の曳舟駅前に東武鉄道様の御協力を得て移転新築しました。
 土地は賃貸、建物も建築費の約半分、内装と免振装置以外は賃貸でしたが、機械設備の投資も必要で、30億円ほどかかったでしょうか。

 巨額の建築費、設備費、移転費用、今まではなかった地代家賃などに苦しみ、初年度は病院は赤字決算、介護施設(べレール向島など)の黒字でようやくトントンでした。
 しかし秋には決算は改善傾向が明らかとなってきましたし、もともと機械設備の減価償却をできるだけ短く設定していましたので、当初の赤字は想定通りでした。
 つまり私は「マアマアじゃな」と。

 ですから、忘年会は当然行われると思っていました。
 
 私は赤穂中央病院に帰るまで、数か所の病院で勤務医をしましたが、忙しい病院ほど忘年会は派手、忙しい病棟ほど忘年会は乱れます。
 その法則通り、白鬚橋病院の忘年会は伯鳳会グループで一番派手で乱れています。乱痴気騒ぎです。

 ところが昨年、伯鳳会東京は忘年会を取りやめたのです。
 忘年会は職員会が主催するのですが、「赤字なのに忘年会で経費を使う気にはなれません」と。

 ちょっと驚きました。いや、この程度の移転初年度赤字は想定内でしたし、次年度の黒字化はまず間違いなかろうという所まで来ていたので、過剰反応じゃないかなと。

 今年は病院、介護施設ともに順調に黒字を積み上げています。そろそろ月次ベースでは経常利益10%超えが当たり前になっています。
 ですから、今年は2年ぶりに乱痴気忘年会が無事復活しました。

 さて、私は病院経営を見るときに、一人当たりの粗利(医業総利益÷常勤換算職員数)と一人当たり医業利益(医業利益÷常勤換算職員数)を一番に見るのですが、伯鳳会東京、東京曳舟病院は一人当たり粗利=付加価値では伯鳳会グループのトップクラスに成長しました。

 つまり、簡単に言えば、よく働いているという事です。

 実は医療介護職は使命感の高い人が多く、放っておいても働く人は働きます。それでも全員が意識高く働くことは案外難しい。
 しかし、昨年の忘年会中止事件が象徴するように、伯鳳会東京の職員は全員が経営にコミットしていたのです。

 これなら一生懸命働くのが当たり前の組織風土が出来て当然です。
 ですから伯鳳会東京の一人当たり粗利は高く、経常利益も向上しているのです。

 経営にコミットするためには各人が課題を発見し、それを自ら解決していく自律的職員にならねばなりません。
 そして伯鳳会東京は、それをかなりの部分で達成しつつあるようです。

 伯鳳会東京は既に大型設備投資を終了しています。社員は自立しつつあります。

 こりゃーボチボチ、ベンプレ親父がいなくても経営が維持発展できる組織になりましたな。
 私も還暦、伯鳳会グループのうち、東京曳舟病院とその関連施設からは手を引く時期になりましたね。

 そろそろ次のフィールドを探しましょうか。
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 乱痴気忘年会の一服の清涼剤、プロシンガーの○○さんの歌です(昨日は名前を憶えていたんだけど…年ですなあ、今日は思い出せません)。
 彼女はプロのシンガーとして来日しましたが、今は東京曳舟病院でナースエイドとして働いています。

 来年は”MY foolish heart”をやってくださいとお願いしておきました。しかしこの後、またもや乱痴気騒ぎになったから、覚えておられるかな?

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