SUTUDER C37導入記(その4.最終回)
(スチューダーC37の上面です。丈夫なはずのハンマートーン塗装も、スイッチの周辺は長年の使用で少し剥げていますね。傷ではなく、摩耗なのが良いです)
さて今日の午後、C37はホントにホントにベンプレ亭書斎にやってきました。
パワーハウス赤穂(ベンプレ親父の経営するジム)の屈強なコーチ1人を人夫として1日雇用し、書斎搬入時にはもう一人助っ人を呼んで、ベンプレ親父と3人で100㎏を超える(たぶん150kgはあると思います)コンソールデッキを持ち込みました。
こけら落としはロシアから入手した、レコーデッドテープ、エフゲニー・ムラビンスキー指揮、レニングラードフィル、ショスタコーヴィチの第5交響曲です。
この録音は1984年のロシアでのライブ録音です。厚みと温かみのある力強い音で、ナカナカ聴き応えがあります。
お借りしている編集に重点を置いたデッキのLyrec RB04で聴いても納得できるテープです。ただ、時期的にデジタル収録の可能性はありますね。
スチューダーのデッキは、人によっては音が冷たいとかクールとか言う人がいますが、C37はそんな事はありませんでした。
分厚い音で、金管の咆哮や打楽器の皮の震えが良く判ります。
録音はロシアの放送局だと思われ、それほど凝った録音機材ではないと思うのですが、いかにもムラビンスキー時代のレニングラードフィルらしい男性的な音ですね
実は、前オーナーのお宅でナグラTオーディオと聴き比べをしたのですが、厚みと温かみはC37の方が出ていました。Tオーディオは精緻でクリアなイメージでした。
この辺りはテレコアンプの違い(C37は真空管、Tオーディオはトランジスタ)があるのかもしれませんね。
これからは2Tr38のプリレコーデッドテープを仕入れて、スチューダーC37がどこまで逝くか試してみましょう。楽しそうですね。
オープンリールは始めたばかりなのですが、ちょっと度を過ぎたデッキを入手してしまいました。
スチューダーC37の完動品は国内には数台しかないだろうとの事です。
このデッキが似合う人間になるために、仕事も頑張らないとねw
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何から何までお世話になります。宜しくお願いします。