REactionのキックオフセミナーにシンポジストで参加しました

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 6月17日月曜日に東京・大手町サンケイプラザホールでJCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)主催のREactionキックオフセミナーが開催されました。
 セミナー参加者はホールのキャパで650人で打ち切り、マスコミも20社、37人が来られており、TVで報道があり、翌日は新聞報道もありました。

 RE100https://ja.wikipedia.org/wiki/RE100%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88をご存知でしょうか。
 2050年までに自社事業で使用するエネルギーを100%再生可能エネルギー(水力、風力、太陽光、地熱など。原子力は含みません)にしようという運動です。
 化石燃料の消費による環境の悪化、地球の温暖化を食い止め、持続可能な社会を目指す運動です。

 RE100加盟にはいくつか縛りがあり、年間電気消費量100GWh以上であること、国際企業であることなどで、アップルやマイクロソフト、イケア、ウォルマートなど100以上の企業が参加しています。
 日本からはリコー、積水ハウス、イオンなど19社です。

 この活動に共感するが、事業規模や国内企業であるため参加できない企業のために、日本独自でREactionという枠組みを作り、活動を開始する事になりました。
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 当日のプログラムです。
 前後半に分かれており、前半は環境大臣、横浜市長の話、大学教授の話、実践企業としてアップル、積水ハウス、イオンが取り組みを話されました。

 後半はRE100を目指す中小企業家2名(ベンプレ親父、サラヤhttps://www.saraya.com/社長)、再生エネルギー供給企業のみんな電力、行政から横浜市、REaction支援ファンド(グリーンボンド)の芙蓉リースの5人でシンポジウムでした。

 私は現在の伯鳳会グループの取り組みの一部を紹介しました。面白かったのは、再生可能エネルギーが化石燃料エネルギーより若干割高になるのは是か非かというお話です。
 時間も限られており突っ込んだ話は出来なかったのですが、私とみんな電力の大石社長は若干の割高は今は許容すべきだという考えです。
 サラヤの社長は安くなってもらいたいという立場とお見受けしました。

 私は食品にフェアトレードのコーヒー豆、牛乳、アイスクリームがあるように、電力にもフェアトレードがあるだろうと話しましたところ、前半の基調講演を済ませフロアにおられた京都大学大学院経済研究科・再生可能エネルギー経済学講座特任教授、安田陽先生は大きくうなずいておられました。

 大石社長は電気を売る方なので言い難いかなと思いましたが、「皆さんの使用する電気が環境を害してアラブの石油王を儲けさせるためにあるのか、環境を守り持続可能な社会を作るためにあるのか考えてほしい」と言われました。
 
 我々伯鳳会グループは年間25,872,107kwh(26Gwh)の電力を使用、685,328kwhの太陽光発電を行い、25,186,779kwhの電気を買っています。
 購入金額は4億6000万円ほどですが、現在のところ再生可能エネルギー75%の電気を買うと180万円ほどコストがアップし、再生可能エネルギー100%の電気を買うと3500万円のコストアップになります。
 それぞれ電気代が0.38%、7.64%上昇します。それぞれ総収入の0.004%、0.08%に相当します。

 このコストをどう考えるかという事です。
 
 我々は医療が主たる生業ですから、肺がん、喘息、肺気腫、慢性気管支炎などの患者様もたくさんおられます。それらの方の治療をする一方で、その疾患を悪化させる化石燃料消費を行い、化石燃料を燃やしながら訪問診察や訪問介護に行くのはどうなのか?

 病院経営は楽ではありませんが、医療を行う者の社会的責任としてRE100を目指すべきだと私は考えています。
 長くISO14000をやってきましたが、ISOではこれ以上脱炭素社会に近づけません。これからREactionに舵を切ります。

 現在、伯鳳会グループの事業に使用する総エネルギーの78%が電気です。これを再生可能エネルギー75%の電気で賄えば、全事業で使用するエネルギーの59%のが再生可能エネルギーになります。
 RE100企業の多くは2030年にRE50を中間目標にしていますから、われわれもこれを達成しなければいけませんね。

 問題は再生可能エネルギーが潤沢に供給される仕組みができるか否かです。
 先の安田先生のお話では、洋上風力が一番可能性が大きく、洋上風力発電だけで日本が現在使用している総使用電力の3倍が賄えるという試算がある様です。

 我々民間が適切な投資を行い、行政が再生可能エネルギー産生のための法整備を整えてくれればRE100は達成できます。
 繰り返しますが、既存の枠組み、既得権益とのしがらみさえ断ち切れればRE100は必ず達成できます。

 伯鳳会グループはREactionに参加します。病院関係・介護関係の経営者の皆様、ご一緒しませんか?

P.S.
 RE100をやり遂げるためにはエネルギーを100%電気にする事が必要だと思います(水素エネルギーが発達すれば話は変わります)。
 しかし我々病院、介護施設は災害対応のためにエネルギーを多様化しておかなくてはなりません。

 阪神淡路大震災の時はガスの復旧が遅れ、電気が早かったのですが、先日の北海道タンブリ地震ではガスが無傷で電気の復旧が遅れました。
 非常用電源は確保していますが、真冬、真夏はエアコンがつかえないと患者様が死にますので、エネルギーの電気一本化が現状できません。
 2050年に向けての課題ですね。

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