休業要請が始まっています

 緊急事態宣言から1週間が経ちましたが、新型コロナ感染症の急増が止まりません。
 ヤフーのトップページに「新型コロナウィルス感染症まとめhttps://hazard.yahoo.co.jp/article/20200207」というサイトがあります。コロナ感染症患者数の変動がグラフになっていますが、ヨーロッパでは患者増加のグラフが一次関数になっており、そろそろピークであることがうかがえます。
 それに対し日本の患者数は二次関数グラフになっており、感染爆発が起こっていることが判ります。

 人と人とのmeetを70~80%減らさなければ感染は収束の軌道に乗らない様ですが、果たして可能なのか。普通に考えてソレは強制力のないお願いベースでは不可能でしょう。
 特にmeetの最頻機会である仕事を止めなければ無理でしょうな。

 東京都を皮切りに緊急事態宣言の出された7都道府県で次々と休業要請が始まりました。大阪府は今日から、兵庫県は明日からです。
 休業要請業種の中にスポーツジムがあり、伯鳳会グループでは兵庫県神河町の「パワーハウス神河」と赤穂市の「パワーハウス赤穂」は明日から休業になります。
 昨日会員様への会費関係の手続きについて協議しました。詳しくはパワーハウス赤穂、神河にお問い合わせくださいませ。ジム入り口に掲示も致します。ジムの職員は病院、介護施設で勤務を続けてもらい、レイオフはしません。
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 医療崩壊が懸念されており、一部では起こっています。東京やコロナ蔓延中の都会地だけではなく、僻地の赤穂市にも影響が及んでいます。
 赤穂市兵庫県の西南端とはいえ、曲がりなりにも兵庫県なので緊急事態宣言の土地です。そのため、隣県の岡山県の岡山大学からの医師の派遣が止まってしまいました。
 
 診療科、専門分野によっては大学からの派遣医師に頼っていましたので、診療には大きな打撃がありますが、岡山大学としても組織防衛のための苦渋の決断なのでしょう。幸いそれ以外の大学からの派遣は中断されていませんので、常勤医と派遣に応じてくれている大学からの医師で賄いましょう。
 これも戦時対応です。

 さて、休業要請に対し補償の問題が起こっています。東京都は独自に補償を開始しますが、その他の府県は自治体単位での補償はしない様です。また国も補償はしないそうです。
 東京都は8000億円を超える余剰金があるそうですが、これが例外で、他府県は余剰金がいくらも無いようです。
 国に至っては300兆円の赤字国債があり、余剰金どころの話ではありません。
 つまり東京都以外にはお金が無いのです。

 各府県のお金の使い方にも問題があったのでしょうが、税金が本社所在地に多く落ちる税制の歪もあっての事でしょうね。

 ヨーロッパ主要国では休業労働者に対し70~80%、または60万円/月未満の休業補償が行われていますが、日本は出せない様です。
 なぜ出せないのか。それはお金が無いからです。

 バブル崩壊後、財政再建よりも景気優先で日銀は世界に類を見ないジャブジャブの金融緩和を行い、赤字国債をこれでもかっ !と言うほど垂れ流してきました。
 好意的に見れば「景気が良くなれば税収も増えるので、財政再建はそれからでも間に合う」との希望的観測で打たれた政策であり、批判的に見れば「政権維持のためには、先のことより今の事、次の選挙に行く人が喜ぶ政策」という事で、将来は見て見ぬふりをしていたのでしょう。

 しかし景気回復は本格化せず、従って財政再建への方針転換どころか、より一層の金融緩和へ奈落の底に落ちていく政策を取り続ける中、コロナ禍が起こりました。
 ここは大きな財政出動を行うべき事態なのですが、借金に借金を重ねてきた日本にはもう余力が無かったのです。

 翻って見れば、オリンピックさえなければこのような事態は無かったでしょう。オリンピック開催に固執し、感染患者数を隠蔽するために(?)検査数を抑え、感染爆発を招いてしまいました。
 隣国の韓国や台湾は、膨大な検査や国境封鎖を行い、既に感染終息を果たしています。日本はオリンピックのために同じ政策が取れなかったのでしょう。

 それにしても、命を救うのは志と行動ですが、その裏打ちはお金です。お金が無いと、どれほど良い事も長期には出来ません。伯鳳会グループではコロナ関連で、職員に危険手当を一勤務5000円、2000円、1000円、危険度に応じて付けています。
 東京曳舟病院では現在手当てが8万円/日ほどになっており、コロナ給付はPCR検査提出者(10人/日)の3万円/日なので5万円/日の逆ザヤです。

 コロナ病棟開設の為、入院ベッドを40床減床させましたので、この減収が220万円/日。
 外来も一部縮小で、そうですね100人減で150万円/日減収ですか。健診も大幅に縮小しています。
 おそらく減収は1億円/月でしょう。曳舟病院の月商は5億円ほどですから、赤字は8000万円/月に上ると思います。それ以外にも余分な器械や設備、消耗品の出費も嵩みますから初月はもっと酷いかな。

 これだけの出費、減収、赤字を覚悟しなければコロナ患者の受け入れを引き受けることは出来ません。
 ではなぜウチは引き受けることが出来るのか。グループ全体では経営は好調で、この赤字を耐えることが出来るキャッシュフローとストックがあるからです。

 国や東京都以外の府県には休業補償を行うだけのキャッシュフローもストックもありません。ですからやれないのです。

 医療に限らず、お金は事業を守り、職員を守り、顧客(患者)を守ります。ですからお金は必要なのです。
 「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていても仕方がない」というボギーのセリフは真理だと思います。
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 赤穂中央病院の帰国者・接触者外来で、陰圧室になっていますす。プッシュプルの換気扇で患者、医療者を挟み、プルした排気をもう一つの換気扇でフィルターで濾してから外部に排気しています。 

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この記事へのコメント

strongyas
2020年04月14日 12:59
ゆ~じがホームレスになってしまうのではと心配しておりましたが首が繋がって良かったです。

この要望ってのはなかなか曲者ですね。
アメリカに赴任してた友人が帰国するのですが、空港で2週間隔離と言っても強制ではなく、自分でホテルを予約して自分でお金を払わなければならんらしいです。

友人はホテル代は会社持ちだから2週間ホテルに滞在出来るけどお金が無くて帰っちゃってる人もおるようです。

ジムの休業要請は県から電話や公文が届くのでしょうか?
ベンプレ親父
2020年04月14日 19:55
strongyas様、コメント有難う御座います。

ゆーじは元から仕事らしい仕事はしていませんから、ジムが閉まっても生活に変化はないのでは?
県や保健所からは特に連絡はありませんでした。テレビ見てろという事でしょう。まあ、いちいち連絡する手間は、今は取れないと思います。
コロナ、早く終息して欲しいですが、そう容易ではないでしょう。私も命があると良いのですか...