北砂ホームのクラスター発生から14日が経ちました

 4月23日に(社福)あそか会北砂ホームにて新型コロナウィルス感染クラスターが発生しました。
 以下の数字は聞き覚えなので多少異同すると思いますが、PCR検査陽性者は総計46名で、その後の増加はありません。職員は6名(うちデイサービス職員2名、協力会社社員1名)、入所者様とショーステイ利用者様が40名だったと思います。

 職員には症状の出た人はおらず、入院は全て入所者・ショートステイ利用者です。
 亡くなられた方は3名、現在17名が入院中で、うち2名はPCR検査が二回連続で陰性になり、回復されました。
 
 さて、クラスター発生が4月23日ですので、4月10日以降に北砂ホームデイサービスを利用された方(52名でした)に連絡を取った所、デイサービス利用者様には検査希望者がいなかったと前回のブログに書きました。

 私も驚きましたが、「そんなことは無いのでは」とのコメントを頂き、再度報告をしてもらいますと、我々の説明が相当程度「検査を受けなくても良いのでは」というニュアンスに傾いていたことが判りました。

 改めて52名全員に検査が受けられることをお伝えしますと、8名が検査を希望され、もう8名「考えてみます」との事でした。

 ただ、52名の中には体調不良の方はおられない様で、少しホッとしました。
 例外はありますが、新型コロナの感染から発症までの期間は現在までの知見では平均5.8日らしいと言われています。
 2週間を超えて発症していない場合は、たとえ感染していても発症する事はマレらしいです。ですから一番危険な時期は乗り切ったと思います。

 しかし体調に変わりのない方でもPCR陽性の方は、感染力を持つ場合もある様です。デイサービス利用者様のご家族に感染のリスクがゼロではありません。
 気になる方は是非PCR検査を受けて下さい。

 さて、4月23日に北砂ホーム2Fでクラスターが発生し、その日から2Fの職員が出勤停止になりました。その中でPCR陽性者は1名、他は全員陰性でした。
 勤務のシフトの関係で、4月23日より前から出勤していない職員も数名おり、その方は二週間の経過観察期間を終了し、勤務に復帰し始めました。
 明日以降はPCR陽性だった職員を除いて、2Fの職員は勤務に復帰です。

 その後3Fにもコロナ感染者が発生したため、3F職員は4月28日から出勤停止になっています。こちらの職員もPCR陽性社は1名ですので、その方を除けば後5日、5月12日から3Fスタッフも勤務に復帰できます。

 現在赤穂の特養「櫂の家」から1名、はくほう会医療専門学校明石校(看護学校)から1名、大阪暁明館「老健あかつき」から1名、伯鳳会東京の老健「べレール向島」から2名の計5名が北砂ホームに勤務に入ってくれています(他にもいるかもしれません、私が忘れていたら教えて下さい)。

 あそか会内の他の特養、在宅介護支援センターからも10名弱が北砂ホームに勤務に入ってくれています。誠に有難う御座います。

 外から入った部隊は、ほとんどの職員がPCR陽性者を固めた2Fの勤務になっています。
 2F職員の復帰を待たず、北砂ホームの勤務可能職員(=4F職員)に感染者を出すと、シフトが組めず介護崩壊ですので。

 あと少しで北砂ホームの入所施設は既存職員で運営できる陣容が整います。外部からの職員、どうぞ体調に気を付けて最後の詰めを宜しくお願いします。

 木登り名人の故事(?)をご存知でしょう。高い木に登るときは、降りるとき、あと少しで地面に着くときが一番危ないそうです。
 皆様のご無事とミッション終了を心より願っています。私も微力ながら頑張ります。
 皆様こそ本当のアンサング・ヒーローです。皆様の献身、努力なくては北砂ホームは介護崩壊していました。北砂ホームに入所中の82人の健康をお守りする事が出来ませんでした。

 このゴールデンウィークはあそか会職員は連日感染予防、陽性有症状者の入院治療、方針決定のための会議とその確認と全く休みが取れていません。
 東京曳舟病院のスタッフにも休日返上で助けていただきました。

 北砂ホームコロナ患者を受け入れているあそか病院・当該病棟の看護師、ナースエイド、担当医の皆様、本当にご苦労様です。
 連休中だというのに、自発的に毎日北砂ホームの健康管理に出向いてくれている医師、感染管理担当者として獅子奮迅の働きをしてくれている医師、ロジスティクス担当の事務職員、皆様ありがとう御座います。

 なんとかこのクラスターを治め、皆さんが代休が取れる日を心待ちにしています。そして、この試練を乗り越えることが出来れば、あそか会の医療・介護の実力は一段と向上し、更にバインディングの強い堅固な医療介護集団に成長できると思います。

 今後も混乱は起こるでしょう。意見の違いもあるでしょう。しかし我々医療介護人の本分が、患者様・利用者様の生命と健康、生活を守る事にある事さえ忘れなければ、全ての意見は、行動は正しいものなのです。

 しかしまだまだ緊急事態宣言の真っただ中です。北砂ホームもまだ道半ばです。細心の注意を払いつつ、皆で乗り切りましょう。
 コロナと戦う仲間を、我々は決して一人には致しません。
IMG_1085.JPG
 赤穂はくほう会病院の発熱外来です。PCR検査はかなり出しましたが、幸い陽性例はまだ出ていません。

P.S.
 病院経営者の友人たちから次々と励ましのお電話をいただいております。有難う御座います。
 この国難を我々医療介護人の底力でともに乗り切りましょう。

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この記事へのコメント

あそかOB
2020年05月08日 14:25
検査の料金はいくらですか?
橋本邦三郎
2020年05月10日 20:31
古城先生

突然のコメント、失礼します。

都内の医療法人(老健等高齢者介護施設運営)の総務職員です。

日大医学部名誉教授・中川先生の紹介で、曳舟病院泌尿器科にお世話になっています。

北砂ホームのクラスター対策で、法人の陣頭指揮を執られ、全力を傾注されていることと拝察いたします。

この話は、勤務先とは関係ないのですが、奇しくも十年ほど前から、某僻地の人とネット上で(こちらは匿名で)激論を重ねたことがあります。
この僻地の人が数年前、JPAの問題に首を突っ込むと表明した時、部分社会の中で議論しているだけならともかく、僻地の人の性格上、必ず周囲の人とトラブルを起こすから止めるように再三再四忠告しています。
山口元専務理事の問題で終了すれば良かったのですが、案の定こんな状態になり、残念です。
しかも、伯鳳会グループとJPAの先頭にたって、難局に対応されている古城先生に対する数々の侮言は、当事者でないとはいえ、許しがたい思いでおります。

古城先生のご健勝、伯鳳会グループが難局を乗り切られ、今後の益々のご発展を心からお祈り申し上げます。