由紀精密AP-0・LPプレーヤーを試聴してきました

昨日は東京出張のついでに京橋の由紀精密にお寄りして、予約していたAP-0の試聴をさせてもらいました。
実物は想像よりもコンパクトで、Wアーム仕様といえども節度のあるサイズにて大変カッコイイです。色使いもシルバーとグレーのツートンで華美さが無く好印象でした。
メカニズムに関しては雑誌を基に書いた、8月26日のブログ記事は外れていなかったようです。回転中も全く無音で、よく見ないとタンテが回転しているのかいないのかも判らない程正確に回っています。
モーターとアームはタンテと縁が切ってあり、本体にはインシュレーター付きの脚もありますが、フワフワ系ではなくて割としっかりした傾向です。床面がしっかりしている方が使い易いかもしれません。
触らせてもらいましたが、プロトタイプの試聴機は電源ON・OFFスイッチの指の掛りが悪いかな?実売機ではここはローレットを刻むそうです。
アームはピュアストレートで、シェルの交換は出来ないタイプ。シェルリード線もアームから直接出ています。
この方が接点が少なく、ガタも減るので音は良いと思いますが、カートリッジを装着するのが大変です。実売機はシェル部分が外側に90度回るそうで、カートリッジ装着の利便性を高める様です。
ピュアストレートアームには毀誉褒貶がありますが、由紀精密はピュアストレートを選択しました。トラッキングエラーはS型、J型より大きくなりますが、楕円針でも問題ないとの結論だそうです。
ここは丸針のカートリッジから選ばないといけないかなと思っていましたが、そこまで神経質にならなくても良いそうで、安心しました。
試聴はトーランドットから「誰も寝てはならぬ」、リストのピアノ曲、コルトレーンのブルートレインを用いました。システムは小型で、音量も上げられないので正確な評価は無理ですが、のびのびした音でレンジも広いと思います。なかなか良さげですな。
左奥の二本目のアームを載せるアームベースには、オルトフォンRMA309用のアームホールを切ってもらうと良いかも。
ベンプレ亭書斎ではEMT927stがメインのタンテなんですが、現代的なタンテで、ちょっと捻ったブツが欲しかったので、AP-0はピッタリでは。
えーその、実はそのー、現在茅ケ崎の工場に一台仕掛り品があるそうで、11月初めにはお輿入れでーす(^-^)/
P.S.
AP-0用のディスクスタビライザーを現在計画中だそうです。
この記事へのコメント
あらあら,買っちゃったんですか?
220諭吉なんて,奥様に見つかると
怒られるだけでは済まないですよ?ww
昔,一時期↓此れ使ってたんですけど
https://audio-heritage.jp/YAMAHA/player/gt-2000.html
ダストカバー閉めてないと会話を拾うくらい感度が良かったんですが
此方の製品は如何なんでしょうか?
設置が難しそうですね?
同じ糸ドライブでタンテを正確に静かに回すには、物量に頼る方法と精度を上げて行く方法があると思いますAP-0は後者だと思います。
針を何にするか考え中です^_^
先生はビンテージ物がお好きなようですけれども
たまには,最新型に興味ありませんか?
此れ↓は如何でしょうか?
https://www.ds-audio.biz/
是非,人柱に成って下さいww
光電型カートリッジですね。
大いに興味があります。次に何か買うならコレですよね。
フォノイコから用意しないといけないので、大変ですが。
だけどもこのメーカー(DS)、製品ラインナップが下手じゃないですか?
何種類かありますが、その違いが判り難いです。
でも聴いてみたいですね。