伯鳳会グループの上期決算報告で銀行回りをしています

IMG_3244.JPG
 今週水曜日から伯鳳会グループの上期決算報告で銀行回りをしています。
 私が回る金融機関は三菱UFJ姫路支店・錦糸町支店、みずほ銀行姫路支店・錦糸町支店、三井住友銀行姫路支店・新小岩支店、関西みらい銀行本店、山陰合同銀行姫路支店、中国銀行赤穂支店、八十二銀行熊谷支店、福祉医療機構関西の11か所です。

 伯鳳会グループには3医療法人、3社会福祉法人、1有限会社、合計7社がありますが、各銀行支店ごとに借り入れを起こしている法人が違いますので各支店へのご説明は1~4法人ですが、まあその、同じ話を延々とやらないといけませんし移動もあるのでチョイ大変です。
 でも経営状況をトップが説明する事で経営のグリップ、ガバナンスを示し、金融機関の信頼を維持する事は意味があると思います。
 銀行回りは新規事業計画やその場合の必要資金の説明も行いますので、その感触で当方もシェア割りなど考えることが出来ます。

 回っているうちにコロナの第三波が始まりましたので、リモートで面談をお願いする方が良かったかもしれませんが、今日を入れてあと2日で終わりますのでやってしまおうと思います。

 グループ上半期の総収入は232億円(昨年比+4億円)、経常利益は23億円(昨年比-4億円)。うち社福の利益は9.5億円ですので、税引き後利益は18億円くらいでしょう。減価償却費は13億円余りですから半期のフリーキャッシュフローは31億円くらい。1年間では総収入470億円、経常利益40億円弱、フリーキャッシュフロー60億円くらいでしょう。 
 長期借入金は全体で240億円ほどなので、4年で全額返済可能なFCFとなっています。医療介護系の法人としては優良なのですが、今後も建築予定が目白押しですので油断は出来ませんね。

 今年は7月に梅田駅横の大阪中央病院をM&Aにて取得、同じく7月に姫路の産科婦人科小国病院を売却しました。
 前者の方が売り上げは多いのですが、利益は後者の方が多いのでP/Lはトップラインこそ伸びましたが利益は減っています。大阪中央は営業権の減価償却だけでも年間6億円もありますので。

 大阪中央はボリュームがあるのでB/Sも重たくなってしまいました。経営効率は下がりましたが、ボリューム増加に利益が付いてくれば筋肉質なグループになれます。しかし建築など設備投資も続くのでそうそうスリムにはならないでしょう。
 筋肉質になる事は経営環境の悪化に強くなる方法ですが、あまりにぜい肉をそぎ落としてリーンになると、コア事業が外部環境で厳しくなると一気に経営できなくなるリスクも出てきます。
 
 伯鳳会グループは複数の地域で運営し、多種多様な医療介護を行う事でリスク分散をしています。そうしますと、どうしても利益率の低い地域、事業も出てきます。
 個別的には各地域、各事業所で経営改善に努力しないといけませんが、ROEがドウジャコウジャといって事業を整理する事はやり過ぎないようにしています。ポートフォリオでいう負け犬は閉めますが、問題児は残します。

 FCFのサイズが大きくなるなら、経常利益率に若干の悪影響があっても粘る事にしています。
 特にドラッカーでいう「顧客を創造する」分野は数字がピカピカでなくても価値があると思います。医療分野なら急性期、介護部門なら介護予防事業です。
 急性期は亜急性期以降の顧客を創造し、介護予防は見込み客ですから。

 さて今年は総収入500億円を目指していましたが、コロナの影響もあり届きませんな。
 お付き合いのある大手医薬品卸の方に訊きますと、今年の上半期売り上げは7%ダウンだそうです。
 同じ病気でも医療機関に来院する頻度は減り長期投薬化しています。リハビリや検査だけの人はさらに減っていますし、健診も低調です。
 全国の病院の売り上げは平均10%くらいは下がっていると思います。

 伯鳳会グループはまだ踏みとどまっている方ですが、どんな病院が強く、どこが弱かったのか半年で良く判りました。
 コロナ感染症に積極的に関与し、コロナ診療を質量ともに多くおこなった病院ほど経営数値は良いですね。

 コロナから逃げている病院はジリ貧、コロナが一服した時期にも患者様が戻って来ませんでした。
 コロナは病気ですから、病気から逃げる医療機関は患者様、地域、救急隊、行政からの信頼を失ってしまうという事でしょう。
 実際のところ、医療関係者に対する給付金もコロナを頑張った病院は20万円/人、そうでない病院は5万円/人でした。
 それ以外の病院に直接支払われる補助金も数億円からゼロまで、きっちり傾斜配分されていますね。
 コロナを頑張った病院は外来数が減っても単価が上がって収入が増えました。どうして単価が上がったかと言いますと、コロナPCR検査を大量におこなったからです。

 伯鳳会グループは以前より所有していたコロナ分析機器に加え、補助金を使って機器を買い増し、コロナPCR検査の殆どを内製化することが出来ました。これでPCR検査の利益率はさらに上がりました。

 片目でコロナ、片目で長期的展望をにらみながらバランスの取れた経営を心掛け、引退までの後8年間を実りあるものにしたいですね。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 17

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

さんたろう
2020年11月14日 15:14
大阪の病院で大変お世話になっております
個人でできることは限られているかもしれませんが、理事長のご意向に添える医療を実行できるように頑張りたいと思います
ベンプレ親父
2020年11月14日 15:55
さんたろう様、コメント有難う御座います。

いやいや、こちらこそお世話になっています。
普通に頑張っていただければもう十分ですから。有難う御座います。
さんたろう
2020年11月14日 21:18
理事長様
ご返事がいただけると思ってもおりませんものでしたので、理事長様のお気持ち、お心遣い大変にありがたく思います。
深謝に絶えません
固定給減給は頑張らないといけないと思った一因でした。
下期は理事長様にご納得いただけて、我々も収入面でも胸をはれる様な結果が出せるようにできることを必死で頑張って考えていこうと思います。
個人としてできることを考え、結果として数字で残せるように頑張ります
本当にありがとうございました
あそかの末端
2020年11月20日 22:30
はじめまして、古城理事長。
私はあそか会のある施設で働かせて頂いているものです。
本日賞与をいただきました。
世間はコロナ禍による不況にあえいでいる中で、このようにしっかりと賞与を支給していただき、ありがとうございます。
古城理事長がブログに書かれている難しいお金のことは分かりませんが、これもひとえに古城理事長の経営手腕によるものと感謝しております。

ところで、今年の夏ごろからあそか会は理由はよくわかりませんが法人リーダー?指導者?が変わり、新しい方が独断的・独善的・独裁的・急進的・投機的・盲目的な仕切り方をしています。
周囲を顧みず乱暴な指示を乱発し、あそか会の職員はみんな混乱し疲弊しています。

「君子、信ぜられて而して後に其の民を労す」

これではたとえ建物が新しくきれいになっても、高いお給料をいただいても、中で働く職員はモチベーションが低下してやる気を失い、仕事はうまく回らないでしょう。
あそか会は古城理事長が常日頃からおっしゃる全員一丸のチームとは違う方向に向かっております。
そしてもうすでにその兆候はあちこちで発生しています。
その兆候が、職員の不満が、理事長の目には映っていらっしゃいますか?