REactionとカーボンニュートラルのシンポジストを二つやってきました&温暖化阻止待ったなし !!

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 (一番上は東京都病院学会で公演中のベンプレ親父。下の2枚の写真は都病協学会の抄録集とひょうご版再エネ100セミナーのチラシです)

 伯鳳会グループは2050年に自グループのエネルギーを全て再生可能エネルギーに転換し、カーボンニュートラルを達成する事を目標とする自治体、非営利法人、中小企業のイニシアティブであるREactionの発足メンバーで、環境問題に取り組んでいる医療介護グループです。

 昨年秋の菅総理の所信表明演説は1.コロナ対策、2.デジタルトランスフォーメーション、3.カーボンニュートラルでした。
 総理就任時の所信表明演説にカーボンニュートラルが入った事は画期的で、地球温暖化対策への確実な取り組みを官民共同で推進する機運が高まってきたようで、講演依頼が舞い込みました。

 カーボンニュートラルへの取り組みは伯鳳会グループは比較的早く、2002年に開始したISO14000活動から始まっています。
 2019年10月発足のREactionにも最初から加盟し、現在まで活動していますが、これまで何回か講演を頼まれたことがありました。
 コロナ禍でしばらくその方面の講演は止まっていたのですが、3月6日の第15回東京都病院学会(東京都医師会館)での特別講演で「医療介護における持続可能な環境経営とREaction」の題で講演させて頂きました。
 当日は京都大学大学院教授の安田陽先生の講演「再生可能エネルギーの利用と持続可能性」の前座でお話させて頂き、少し先生とディスカッションもさせて頂きました。

 翌日は「ひょうご版再エネ100セミナー」(兵庫県民会館)の基調講演を資源エネルギー庁の澤村先生の基調講演と一緒に努めてまいりました。
 講演後は澤村先生、他3名の先生方とご一緒にパネルディスカッションでした。

 カーボンニュートラルを達成し、地球温暖化を止めることは全人類の至上命題で、パリ協定もそのために発足しています。
 2050年カーボンニュートラルを目指す行程で2030年の中間目標が各国から発表されていますが、この時点で目指すエネルギー比率が日本国政府の目標はかなり特殊です。
 他国は再生可能エネルギー比率が50%内外、原発は数パーセントなのですが、日本のみ再生可能エネルギーと原発がどちらも20%台で同じくらいなのです。

 実は議論は二日ともここで盛り上がりました。
 都病協では再生可能エネルギーの増加に総論で反対する人はいないが、各論反対をコントロールするために、ガバナンス強化のための法整備が必要か否かという点です。
 われわれ医療界はコロナ禍で行政のガバナンスプアーにホトホト悩まされましたので、ここを強化するべきだと主張しました。

 二日目に盛り上がったのは、2050年カーボンニュートラルを達成するために、CO2排出量の引き下げカーブは上に凸の二次関数カーブであるべきか、下に凸の二次関数カーブであるべきかという点です。

 2030年の政府の目標数値は上に凸です。すなわち最初は改善がゆっくりでも、いずれ技術的なイノベーションが起こり達成されるだろうというカーブです。
 私は下向き凸のカーブであるべきだと主張しました。まずは簡単にできる事から始めるので、最初はカーボンの減少幅が大きいだろう、しかし徐々に減らし難い部分を克服しなければならなくなるので、カーブは寝てくる心配があると主張しました。

 実は日本政府の2030目標には経団連は反対しています。目標が甘すぎるとの主張です。
 経団連は再生可能エネルギー比率を2030年に40%にしなければ、2050年にカーボンニュートラルは達成できないと主張しています。私もこの主張に賛成です。

 太陽光をやるにしても、風力をやるにしても行政は地元民の同意を得る、各種自然保護団体との調整が必要など大変なご苦労をされています。しかし2050年カーボンニュートラルは願望ではなく必達目標ですから、これを確実にするためには問題の先送りはあってはならないと私は考えます。

 3月1日の日本経済新聞によると、現在、世界では再生可能エネルギーが最安値となっている国が主となっており、北米大陸全体、南米、オセアニアの大半、ヨーロッパの過半、インド、東南アジア、南アフリカ、意外にもエジプト、サウジアラビアでも再エネが最安値です。
 再エネが最安値の国のGDPを足し合わせると、世界のGDPの70%を占めるそうです。
 主要国で再エネが最安値でないのは天然ガスが最安値のロシアと、何とカーボン排出量が最悪である石炭火力が最安値の日本くらいです。
 しかも日本の石炭火力は74ドル/1000kwhのコストで、他国の最安値である再エネの二倍前後の価格です。とんでもない事になっています。

 日本は再エネが最安値ではないため、これから再エネを進めるにあたり消費者は割高の再エネを買うだろうかという議論も今日は出ました。

 私は「消費者は意志と見識をもって再エネ購入を志向する事、供給者は再エネを最安値エネルギーとすべく努力すること。この両者の努力と歩み寄りでカーボンニュートラルを達成せねばならない、そしてそれは可能である」と主張しました。

 今後もう一回、兵庫県の委員会で一席やってくれと頼まれていますので頑張りますね。

 エネルギーに限らず革命を起こすのは今日の繰り返しとお茶を濁すような日々の改善からは起こりません。なにかジャンプが無いと。
 そしてジャンプを飛ぶためには二つが必要でしょう。

 一つは機が熟している事。
 もう一つはそこに意志の力が巻き起こる事。

 再エネ100という野心的目標を達成するには誰もが納得し、惹かれる「錦の御旗」を中心に置かなければなりません。それが出来るのは政治と行政だけだと思います。
 臆せず、人類が、日本人がやらねばならない事を断固としてやる決意を示して頂きたい。そしてそれがなぜ達成されなければならないかを説き続けて頂きたい。
 
 わたしは民間人として、企業家として協力を惜しみません。

 

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