新国立劇場で「蝶々夫人」を観てきました

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 今日は午前中にあそか病院外来棟1Fの改修施主検査、その後の建築会議と午前中で勤務を終了、夜は仕事関係で人と会う約束がありましたが、午後はお休みです。
 じつは前からプッチーニのオペラ「蝶々夫人」のチケットをGETしていました。

 このオペラは大変有名で、日本を舞台にしたものなので特に国内では知られていると思います。
 アリアの「ある晴れた日に」は誰でも出だしのとこぐらいは口ずさめる有名な曲ですね。
 TVでは「桃屋のイカの塩辛」のCMに三木のり平が使ってましたな。「イカないで、イカないで、お願いピンカートン、あっイカあった」

 さて、このオペラはプッチーニの代表作の一つですから、私もLPなどで何度も聴いています。あらすじも知っています。
 しかし音楽的にはプッチーニなら「トスカ」や「トゥーランドット」の方が上じゃなぁ、欧米でもジャポニズムがウケただけやろうな、と聴き流していました。

 トスカもトゥーランドットも既にオペラ劇場で観ましたので、次は蝶々夫人でも観ておくかと切符を取りました。
 第一幕は何となく流れますが…第二幕以降は…

 これ、凄いですね。

 「ある晴れた日に」は単独で聴くとキレイなアリアじゃなぁとしか感じませんが、オペラ劇場で歌詞の対訳を観ながら聴きますと…

 滂沱、滂沱の歌です。

 第2幕、第3幕を通じて、客席ではあちこちですすり泣きが聴こえます。そりゃ泣くわ、コレは。

 私が過去に体験した映画、オペラ、演劇で、お客さんがこんなに泣いているのは初めての体験です。
 ベンプレ親父も泣きましたし、私の左隣に座っていたハゲオヤジも泣いてました。

 このオペラは曲よりも脚本、歌詞が圧倒的ですね。筋はシンプルですが、感情移入せずにはいられません。
 うーむ、オペラは音楽だと思っていましたが、コレはむしろ歌のある演劇でしょうか。

 皆さんも「なんだ、蝶々夫人か」なんて言わずに、一度はナマを聴いてください。
 たしかにスケールの小さな話ではありますが、魂を揺すぶられますぞ。

P.S.
 蝶々夫人はピンカートンと再会できなければ死にはしなかったと思います。
 では再会せず、ピンカートンを待ち続けて年を取っていった方が良かったのでしょうか。

 私は…再会し、そして死を選ぶ方が幸せだったと思います。ある意味、彼女は自分の人生を完結できました。
 再会しないままだと、いわゆる死んでも死にきれないのでは。
 この辺はいろいろな考え方があるでしょう。

 それから皆さん、ヤマドリ公爵をどう思いました?彼こそが蝶々夫人を救えた唯一の人物なのに、なんだか下衆に描かれていて可哀そうでしたね。

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