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zoom RSS ユニバーサルアームなんて無い事を勉強しました(その5.最終回)

<<   作成日時 : 2017/02/06 21:16   >>

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 (件のギーゼキングを再生中のシュアM97xE+ベルドリームSA-750LBです)
 
 世の中にはユニバーサルアームと言う物があって、ゼロバランスを取り、針圧を合わせれば一通り鳴るようになっています。
 でもUA70、SA-750LB、DN308F専用アームの三者を用いた実験から考えるに、ユニバーサルアームと云えども100%性能を引き出せるカートリッジの範囲は狭いのだと思います。

 UA70は1970年生まれですが、当時、超高感度アームの触れ込みだったらしいです。当時の宣材では「初動感度5mgの超高感度」、「ハイコンプライアンスカートリッジに最適」の触れ込みでした。
 ハイコンプライアンス追及の筆頭、かの高城重躬先生は同社のUA7を使用しておられ、針圧0.5〜0.75gでコンクリートホーン4wayをガンガン鳴らしていました。

 ですから針圧2.5gのDL103の性能を発揮させるにはアームのコンプライアンスが高過ぎた様です。針圧1.25gのM97xEなら充分な性能を発揮させる事が出来、SA-750LBよりも好結果だったのでしょう。
 UA7、UA70はアーム単体で販売されていましたが、本来はスタックスのコンデンサー型カートリッジを装着するためのアームで、高感度カートリッジがターゲットだった様です。

 昔、SPU-G、GE、GTEをSME3012Rに装着して鳴らす人をときどき見かけました。
最初期の3012はその後のモデルよりパイプも太く、重く、コンプライアンスも低かったそうです。当時のSMEの設計者の常用カートリッジはSPUだったとか。ですから最初期の3012にSPUは良かったろうと思います。

 その後、設計者の常用カートリッジはシュアのV15というハイコンプライアンスのMM型に変わりました。するとアームパイプは細く軽量になり、シェルも口の悪い人(池田圭先生w)が「セミのハネ」と呼ぶ軽量シェルに。
 実はこの3012もカウンターウェイトを取り換えると32gもあるSPUが付きます。ですからこうしてSPUを鳴らしていた人もいました。
 
 当時のベンプレ親父は「アカンのちゃうか」と思ってはいましたが、アームなんて天秤みたいな物だし、ゼロバランスが取れて針圧が掛けられたら何とかなるだろうとも思っていました。

 今回のUA70、SA-750LB、DN308Fアームの経験で、判りました。SPU+3012R新型は良い音してなかったのでは?

 「一つのアームが上手く鳴らせるカートリッジのコンプライアンスは限定されている」
 「そして、その限定範囲は案外狭い」
 「つまり世の中にユニバーサルアームなんてものは無い」と判りました。

 さて、モビー・ディックに装着しておくステレオカートリッジ用アームはUA70とSA-750LBのどちらにしましょうか。
 まずM97xEはトレース能力は高いとは云えども、MCカートリッジの様なダイレクトな音はしません。聴き易い大人しい音です。弦楽四重奏とか鳴らすと捨てがたいものはありますけど、常用にはなりませんので、M97xEとの相性は重視する必用はありません。

 次にDL103Rはどう逆立ちしてもDN308Fのアームに敵わない事が判りましたから、DL103Rはソッチに任せます。

 更に本命カートリッジとして注文してあるベンツマイクロACE SHは適正針圧1.8g〜2.2gのMC型なので、コンプライアンスはM97xEより低く、DL103Rより高いミディアムコンプライアンスだと思います。
 そうすると、大体の見当ですが、SA-750LBの方が結果は良いのではないかと。ひとまずモビーにはコッチを取り付けておきましょう。

 SA-750LBは放送局でも使われているアームですので、大抵のレコードはかかる無難なアームで、UA70は物の判るマニアが使うハイコンプライアンス専用の、少々トンがったアームではないかと思います。

 それにしても、カートリッジとMCトランス、フォノイコのインピーダンスは細かく合わせて使うのが常識なのに、アームとカートリッジのコンプライアンスのマッチングはアバウトすぎますよね。
 カートリッジのコンプライアンス表示も最近は無い物が多いし、アームのコンプライアンスなんてもっと判りません。
 この辺りは業界規格でも作ってもらえればオーマニは助かると思います。

 そうじゃなきゃ、アームとカートリッジを別々に売るのは罪悪じゃないかなとw

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