SOUL NOTEソウルノートE-1フォノイコライザーをGet !!(前編)
(写真は9月30日、台風24号の吹き荒れる中、佐川急便様が届けてくれたソウルノートのフォノイコ、E-1です。有難う御座いました。
たしかに日曜が指定配達日ではありましたが、こんな嵐の中を届けていただけるとは…
日本のサービス業はまだまだ健在ですね。私も頑張ります。でも、その、そこまで無理しないでもよかったのに。あらためて有難う御座いました)
先日、再度大掛かりな断捨離を手伝っていただき、少々アブク銭のできたベンプレ親父です。
このお金で以前から欲しかった、ソウルノートのE-1フォノイコを購入しました。
ソウルノートは割合新しい会社ですが、面白いものを作っていると思いますし、デザインも上手く、値段もリーズナブルなので少し前から注目していました。
2017年に創立10周年記念モデルと銘打っていくつかのモデルが発表されましたが、E-1はその一つです。
ちょっと解説してみます。E-1の入力は1系統のみ。ただしRCAジャックとXLRジャックが付いており、アンバラ、バランス双方に対応できます(入力はどちらか一方にしかつなげません)。
出力はRCAアンバラ、XLRバランスの両方から行えます。
ゲインは50dbと70dbの二段階に切り替えられ、前者がMM、後者がMC用ですね。普通のフォノイコより少しゲインは大きめでは。
MMの入力インピーダンスはお約束の47KΩ、MCは3、10、30、100、300、1KΩの6段階に切り替えられます。
後ろのアンバラ・バランス切り替えスイッチ次第で、バランス入力端子につないでもアンバラ入力が可能、その逆にもできます。
アンバラケーブルを使ってバランス入力とする場合は、ノイズ対策(アンバラケーブルにさらに導体のシースを被せるなど)が必要になる場合があるそうです。ケーブル長も短くしないといけないのでは。
バランス入力を使うなら、素直にバランスケーブルで繋ぐべきでしょうな。
それからMMカートリッジはアンバラでしか入力できません。
出力はアンバラ、バランスどちらでもイケます。
さてE-1はトランジスタ式のPEQですが、ベンプレ亭書斎にあるラインアンプ、チャンデバ、パワーアンプは真空管アンプが殆どで、オーディオ用トランジスタアンプはサブウーハーのナショナルEAS46PL80をドライブするマッキントッシュMC2300だけです。
しかし例外はフォノイコで、真空管式はリーク・VarislopeⅢの内臓フォノイコだけ。
他のフォノイコ、マッキンC40内臓フォノイコ、マランツPH-1、トライゴンVanguardⅢは全部トランジスタ式です。予備機の東京サウンドPE100もそうですね。
真空管式のフォノイコが悪いとは思いませんが、高能率のシアタースピーカーでは前段アンプのノイズは大きくS/N比を悪化させます。したがって、微小信号を扱うPEQは特にローノイズでないといけません。
そうなると相当神経を使って作られた物でない限り、真空管式PEQはシンドイです。
もちろん市販品にも自作品にも十分に対策された真空管式フォノイコはありますが…
なんでこんな事を言うかといいますと、40年以上前、学生時代に自作した窪田式SRPP真空管式プリ、音は凄く良かったのですが、PEQの残留ノイズに悩まされました。以来、なんとなく真空管式PEQを敬遠してしまうのです。
そういえば、メーカー製の真空管式プリメインアンプなんかも、フォノイコ部分だけトランジスタのモデルもありましたね。
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