福祉医療機構(WAM)に融資をお願いに行きました

 今は新潟県の六日町のホテルでコレを書いています。明日から全日本ベンチプレス選手権で、役員、審判に入りますから。
 今日は夕方に六日町について、パワーリフティング関係の会議を二本こなしました。

 さて、今日の午前中は東京で久しぶりの大一番でした。
 ベンプレ親父が2年余り前から理事長をしている江東区の社会福祉法人あそか会の特養ホーム、あそか園の移転新築の件で、福祉医療機構(WAM)に融資のお願いに行きました。

 あそか園は老朽化が進み、建て替えの時期に来ています。当初は墨田区の白髭橋病院跡地に建て替える計画でしたが、江東区にご相談したところ、
 
 「江東区児童館(現あそか園から徒歩6分、距離500mにあります)も老朽化したためダウンサイジングして建て替える予定である。空いた土地にあそか園を移転しても良い。同時に江東区が予定している(あそか会が運営受託している)江東ホーム、北砂ホーム、塩浜ホームの3特養の大規模改修に協力してほしい」

 とのご提案です。
 設計会社のアイダホに現・児童館敷地に図面を引いてもらったところ、現あそか園より二倍以上も大きな、216床の入所、50人程度の通所施設が建てられる様です。
 ここで双方が知恵を出し合いました。

1.あそか園(100床)と江東ホーム(117床)の入所者が同時に入れる規模の特養を児童館跡地に建て、二つの特養入居者様を新あそか園に入居して頂き、その間に江東ホームを改修。
2.江東ホーム改修後、北砂ホームの入居者様を江東ホームに入所をお願いし、北砂ホームを改修。
3.さらに改修を終えた北砂ホームに塩浜ホームの入居者様に入所して頂き、塩浜ホームを改修。
4.最後に塩浜ホームの新規入所者様の募集。

 以上の、完了までに8年間を要する計画が出来ました。
 江東区からは時期は決めないが、軽費老人ホームの建設も行うことを、同時に求められました。

 我々にも江東区にも地域住民にも良い計画だと思いますが、最初にあそか園と江東ホームの入所者様、通所介護者様を同時に受け入れられる特養ホームを我々が建てられなければ全てオジャンです。
 216床あればあそか園、江東ホームの同時移転が可能ではあるのですが…

 難しい問題があります。建築費をどうするかです。
 新あそか園は延べ床面積が7,400㎡に及びますから、30億円をかなり超えると思います。

 私が理事長になる前は何年も赤字が続いていた、借入金の元金返済も2年止めていた、一昨年に六華園の減損処理で20億円を超える特別損失を出した、前経営者に未収金4億円の請求をして裁判を争っている、我々あそか会にそれだけの体力があるのかという問題です。

 昨年、あそか会は5億円弱の黒字と減価償却費3.5億円を合わせて8億円余のFCFがありました。今年は黒字6億円超、FCF10億円を目標にしており、その程度の数字は出そうです。
 しかしあそか会には50億円の固定負債があり、年間4億円余りの返済をするシンジケートローンを締結しています。これだけで結構な額です。

 しかしあそか会には更に設備資金が必要なのです。新あそか園30数億円以外にも…
 
 過去3年で2病棟の改修を行いましたが、近日中に外来棟の大規模改修が始まります。これにも8億はかかるでしょう。
 あそか病院の病棟改修も一部しか終了していませんが、現在の入院棟ではダウンサイジングせずに近代の病棟基準を満たす改築はできません。

 そうすると、現・あそか園取り壊し後、時機を見て江東区の要望にお応えする軽費老人ホームと、病棟の一部移設ができる建物を現・あそか園跡地に建設しなければいけないでしょう。

 現・あそか園は1,600㎡ほどの敷地面積なので、4,500㎡程度の建築延床面積はイケるでしょう。
 そうすれば、軽費老人ホーム、病棟のほかに多少床面積が余るはずです。この部分にサービス付き高齢者住宅を入れたいのです。

 最近は亜急性期医療はもちろんのこと、慢性期医療といえども在宅への移行が一定程度必要な制度に変わりつつあります。在宅であり、入居者様の選定が法人で可能なサ高住が若干でも欲しいのです。
 腰だめの数字ですが、あそか病院254床ならその10%程度のサ高住は…

 そうなると4,500㎡を使い切ることになり、また15億円程度は必要では。

 全部合わせると60億円の設備投資になります。既存の借り入れと合わせると、新規設備投資中にも元金返済は行われるとはいえ、長期借入金の額は100億円に及ぶでしょう。

 あそか会の年商は70億円弱ですから、過剰な負債です。自己資本比率条項を満たせないために、都からの建築補助金が受けられないあそか会にとって、この負債を返済していくことは大変です。
 FCFを8億円と予想するなら、長期借入金の約弁は5億円程度にしたいところです。あまりに返済スピードが速いと、どこかで資金繰りに窮すると思います。

 そのために私が経営者としてしなければならないことが2つあります。
1.50億円のシンジケートローンの約弁額の圧縮。
2.新規設備投資の資金を、返済が最も長期化できるWAMからの借り入れを中心に調達すること。

 1.に関しては現在銀行と協議を開始しました。今日は2.の仕事のとっかかりです。

 WAMは東京部隊と大阪部隊に分かれており、伯鳳会グループは大阪のWAMとは長い付き合いがあります。
 債務超過であった大阪暁明館に伯鳳会が3億円の寄付を入れて債務超過を脱し、職員一同の懸命の経営努力で赤字法人を黒字化し、買収わずか4年後に建築費67億円、延べ床面積22,000㎡、482床の新病院を建てるというケッコウな離れ業をキメた時にもWAM大阪部隊様に大変お世話になりました。

 WAMは医療福祉に関して社会的意義のある事業には銀行より良い条件で融資をしてくれますが、同時に審査は極めて厳しいです。
 提出書類は銀行の何倍も要りますし、支店長決済でエイヤッで貸すような事は絶対しません。経営者の顔つきを見て、アイツなら何とかして返すやろ、みたいな貸し方では全くありません。
 逆にWAMが貸してくれる案件なら、銀行はまず融資をつけてくれます。
 
 さて、WAM東京部隊とは初めてのお仕事なので、果たして融資を受けられるのでしょうか。

 WAMから融資が引き出せなければ、江東区のご厚意も無になりますし、私も面目丸つぶれ。
 議会の承認も得た計画を実現できなくなったら、江東区だって困るでしょう。

 それよりなにより、老朽化が著しく、都や区の監査に耐えられないあそか園を近い将来クローズ、入居者様を追い出すことになってしまいます。
 そこまで行くと、せっかく経営数値が改善し、立ち直りかけたあそか会も再度経営危機に陥るでしょう。

 WAM様とのミーティング、今日は顔合わせと事業のご説明までですが、いきなりダメ出しはありませんでした。
 これから担当の方の意見を伺い、事業計画を練り直しつつ、なんとかゴールにたどり着かなければ。

 ベンプレ親父の外来はほとんど患者様が来ないし、訪問診察はヤメちゃったし、産業医も2件だけ。
 職員は私が遊んでると思っていることでしょうが、水面下でこんな仕事をやっていますよ。今日は水面から浮かび上がらせちゃいましたがw

 それはともかく、あそか園の移転新築は江東区の要望ともタイミングが合致し、事業としては筋の良い話だと思います。
 あとは我々の経営努力で設備投資資金を返済できるか、逆に返済できる範囲の設備投資なのかが問われるところです。

 個人的にはあそか会の一連の事業を安全に遂行することに自信はあります。でも客観的に見ても大丈夫だという状況を我々自身が作り出せなければ事はなりません。
 さらに気を引き締めて頑張りましょう。
画像

 写真がないのも寂しいので。
 移っているのはアルテックA4です。このころはウーハーがALTEC515(ベークダンパー、フィックスドエッジ版)、ドライバーとホーンがALTEC288B、H1505でした。
 今はウーハーがロンドン・ウエスタン2080A、ドライバー2090A、ホーン2094Aに代わっています。
 写真に写っているもので現在もベンプレ亭書斎にあるのはALTEC210エンクロージャーだけです。

 ガウス1502ツィーター、バットプロ2スーパーツィーターもお嫁に行ってしまいました。
 288B+H1505は東南アジアに売られていきました。韓国、中国は日本以上にヴィンテージオーディオが盛んですが、インドネシアなどにも熱心なマニアがいるそうです。
 
 (写真ベタを自認するベンプレ親父ですが、この写真はチョット良い感じじゃないですか?)

 さて、明日から二日間、全日本ベンチプレス選手権の審判と役員頑張ります。この試合は来年、日本で初めて行われる世界ベンチプレス選手権の選考大会ですので、選手の皆さんも気合が入ってますよ。
 こちらも責任重大ですな。 
 
 

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