JBL LE85を励磁型に改造してもらいました(後編)

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 (測定中のLE85励磁改造です。パソコンから写真の右上にわずかに映っている銀色の小型DACにピンクノイズを入れてiPhoneのレベルメーター・アプリでLE175と音圧を揃え、日本オーディオRC-2でF特を測りました)

 次はLE175とLE85励磁改造のF特(1.2KHz以下を12db/octでカット)を測定してみました。
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 上がLE85励磁改造のF特、下がLE175のF特です。
 1KHz~10KHzのフラットネスはLE85励磁改造が良く、10KHz以上の高域のレンジはLE175が上ですね。

 LE85励磁改造、結果が良さそうなのでWE13aシステムに組み入れる事にしました。
 本番では励磁電源コードの先端に出川式モジュールMF-SPを取り付けて使うつもりですが、菊水の実験用電源での仮繋ぎなので、出川モジュールは今回は装着せずにLE85の電源ターミナルに繋ぎ、JBL4550箱の上に乗せました。

 試聴には愛聴盤のSACD、カミラ・ティリングの「Rote Rosen」、やはりSACDの山本剛「Misty」を使用しました。
 結果は大変良かったです。音が静かになり、粗さが取れますね。玲瓏な響きに代わり、細部の表現も確かです。
 よりナマっぽい音になり、カミラ・ティリングは更に美声になりました。

 ただ、Mistyの録音はナマを大きくデフォルメして収録してありますので、ちょっと歪感やゴツゴツしたところが薄らいだかもしれません。

 SACDでイザベル・ファウストのバッハ無伴奏パルティータ第二番を続けて聴きましたが、バイオリンの胴鳴りがよく響き、やはりナマに近づいたと思います。
 LPでロリンズのアルフィーを聴きますと、金管の硬質な響きの中にも息の温もりを感じる実在感のある音で聴かせますな。これはとても上手く鳴ります。

 ややクラシック向きに振れた音になったと思いますが、励磁電源を工夫すれば更に音を変えられるようですから、楽しみが増えました。
 真っ黒けの馬鹿でかい映画館用(WE13a)とPA用(JBL4550)のホーンを見ていると、荒っぽい大づかみな音がしそうに思えますが、大変繊細で美しい音のシステムになりつつあると思います。

 励磁改造をお願いしたF様、有難う御座いました。
 新しい機械を入れると、聴き始めは良く聴こえるものですが、それにしても段違いに良くなりました。

 今回、中域(WE555+WE13a)に続いて高域(JBL LE85励磁改造+エクスクルーシブEH-351S)を励磁にしたらずいぶん静かでナマっぽい、HIFIな音に変化しました。
 こうなると…ウーハー(JBL130A、2220A)を励磁に変えたら…もっと良くなりませんかねぇ…

この記事へのコメント

ヨウメイ
2019年06月28日 06:58
ベンプレ親父 様

気に入って頂けたようで何よりです。
今後、エージングが進み音も変わるでしょうから落ち着くまでもう少しかかると思います。

低域の励磁化も大事ですが、次は電源ですね!
お勧めはケミコンを排除することと、チョークにファインメットを使うことで大きく変化します。
また、スピーカーに一番近いコンデンサーは余韻の調整が出来ます、多いと余韻が減り、少ないと余韻が増えます。良いコンデンサを使うと綺麗な余韻でケミコン等イマイチなものを使うと汚れた余韻になります。この実験はスイッチング電源のアウトに追加すれば出来るので試してみて下さい。
逆起電力を吸収(コンデンサ多い)
逆起電力を反射(コンデンサ少ない)
逆起電力を減衰(チョークアウト)
ベンプレ親父
2019年06月28日 09:04
ヨウメイ様、コメント有難う御座います。

電源、タンガーバルブとそのソケット、励磁電源用電源トランスだけは手元にあるので、お盆までには何とかしようと思います。
近県でドイツ製の励磁型を使って凄い音を出している先輩がいるのですが、その方はオイルコンデンサー、チョークなどずいぶん実験されています。
私の耳でどこまで出来るかは不明ですが、頑張ってみます。

LE175で充分だと思っていましたが、一度上を聴くともう戻れませんね。
8417CHIHARU
2019年07月01日 10:55
楽しまれていらっしゃいますね
お陰様で様々なユニットの励磁改良を聞かせて頂きましたが、
励磁改造でざらつきが一番取れるのが「紙」の振動板だと思っています。
更に電源の違いもよく出ると思います。

低音は意見の分かれるところで、綺麗な(上質な)低音を求めるTオーディオの大先輩の方々はコンプレッションドラーバー(アルニコでT氏作)を使って
LH-5低音ホーンを使うのが流行っています。

私は音が荒いと言われる「紙」派なので、以前はALTEC515を改良したものを使っていましたが
今はLANSING415(レプリカ)を使っています
確かに音の質はコンプレッションドライバーと比べれば落ちますが、かなりのクオリティーだと思っています
低域の「紙」ユニットも励磁改良が良いと思います
楽しみです。
ベンプレ親父
2019年07月01日 20:18
8417CHIHARU様、コメント有難う御座います。

励磁改造で「ざらつきが取れる」というのは今回のLE85の励磁改造で一番実感したところです。

励磁は昔の映画館用の旧式な方式だと思っていたので、「ドスが効いた」とか「演出のある」といった音かと思っていましたら、雑味のない透明感のある音で驚きました。

ウチではクラシック向きの音の様に感じます。まあ、本当のHIFIならクラシック向きもジャズ向きもないのでしょうが。

LH-5まではとてもイケそうにないです。皆さん凄いですね。

8417様は再度バッテリー電源を始められたようですね。バッテリー重量40㎏とは…マニアの鑑ですね。
私はひとまず出川式電源で攻めてみようと思います。

さて、実はLE85励磁があんまり良かったので、ウ〇スタン・ラボのランシング415レプリカを4発注文しちゃいました(ネットショップでSOLD OUTになってるのは私のせいですw)。

8417様の415レプリカはウ〇スタン・ラボですか?それともG社ですか?
あるいは他のメーカーのレプリカもあるのでしょうか?

今後とも宜しくお願い致します。
8417chiharu
2019年07月04日 15:25
こんにちは、上手くコメントが届きませんでしたでしょうか?
私のユニットもWEラボ製です、シリーズ接続のダブル使用ですが上下で使用を変えています、現在は前面のコンプレッション(ラスカラ・CN191・ハーツフィールド・ALTECなどが行っていた前面の絞り込み板)は同じ幅になっています、何種類か試しました、
大きなディフェーザーが前面を拡散しています、これで紙臭さは無くなります。
後面は上はほぼ密閉しましたが現在は大きな空気抜き穴をあけています、下はほぼ解放状態、インピーダンズ補正は現在は行っていません
多分笹本氏の13Aと555の組合せには、何らかのコンプレッションをかけないと圧から感じる音の速さが付いていかないような気がします、
私は22Aと圧を合わせたくて様々なコンプレッションを試みましたが、圧を掛けすぎると量が減る、この辺の兼ね合いが難しいところですよね、
楽しみですね~
ベンプレ親父
2019年07月04日 23:08
8417chiharu様、コメント有難う御座います。

貴殿の415もWEラボでしたか。
どうも二三日で我が家にもWEラボ415が配達されそうです(発送連絡がありました)。
なんだかヤバイと思うのですが毒食わば皿までと言いますか、撃ちてし止まんと言いますか…

ちょっとイイカゲンにしたいと自分でも思うのですが、人生有限ですし、まあやっちゃおうかなと。
それでも8417様や先輩のスーパーマニアの皆様から見れば、大したことはしていないわけですがw

さて、当方はひとまずJBL4550に415を仕込んでやろうと構想中です。
上手く行かない場合はまた考えます。ただ現在、130Aを使用していて不自然な感じはないので、何とかなるかなと思います。
当方はヤマハのデジチャンで、位相と音源位置を合わせ込んでいる(友人にやってもらったのですが)為か、遅い感じは良く判りません。

私の経験値不足と鈍感さのせいかもしれませんが。

今後ともよろしくお願いいたします。
8417chiharu
2019年07月05日 09:25
ブログ更新を楽しみにしております

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