無線と実験のキット、6L6GCシングルアンプを作りました(その2.)

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 (完成したアンプをAXIOM22に繋いで計測したF特です。100Hz以下はフォステクスCW200Dで、13KHz以上はALTEC3000Hで補強しています。軸上1mではなく約4.5m離れた聴取位置なので、ハイはダラ下がりです。まあスピーカーのF特が崩れるような酷いアンプはありませんがw)
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 (最前列左端が今回組んだ6L6GCシングルです。周囲はWE13aシステムのパワーアンプ、励磁電源類、バスビン・システムのアンプも一部写っています)

 配線間違い、配線忘れを治してテスターを当てますと、各所の電圧はだいたい記事の値になりました。
 大丈夫なようですから、最初に「月刊ステレオ」のオマケに付いていたスキャンスピークスの10㎝フルレンジでFM放送を聴いてみました。なかなかいい音ですね。
 ハムは皆無、残留雑音もほとんど聞こえません。
 このキットのシャーシは底板がないのでノイズが心配でしたが、S/Nの大変良いアンプですね。

 音は無帰還アンプらしいナチュラルな音で、やや柔らかい方に振れていますな。

 アンプの挙動は安定しているようなので、グッドマンAXIOM22に繋いでみました。プリはマッキントッシュC40です。
 おっ、さらに良いですね。ギターのつま弾きなんか実にきれいに再現されます。ギーターの胴鳴りがふくよかに聴こえ、ピッキングがピックではなく人の指特有の柔らかさが表現されています。

 掲載記事によりますと、このアンプは無帰還ですからダンピングファクターは2.5と小さいものです。トランジスタアンプで負帰還を大量にかけたものなどDF1000なんてのもありますが、高能率・フィックスドエッジ・ベークダンパーのようなハイスピード型スピーカーにはイマイチとの世評です。

 昔のステレオサウンドに毎号、オリサフというアンプメーカーの広告が載っていました。宣伝文は「スピーカー強制ドライブ」。
 ハイコンプライアンスなスピーカーならオリサフ・アンプを使えば全部同じ音になるといった感じの内容だったのでは。

 つまり、ローコンプライアンスなスピーカーでは同じ音にならないというわけですな。
 その手のスピーカーを使う人はなにか別なアンプを探した方が良いんじゃないの?という事でしょうか。

 スピーカーがハイスピードならアンプで緩める。スピーカーが緩い(低能率、フリーエッジ、コルゲーションダンパー)ならアンプで締めるのがお約束です。
 つまりシステムトータルとしての音の速さ、締まり具合はキモチイイ一定の範囲があって、音の良いシステムは「スピーカーのスピード×アンプのDF」が同じ値に収束してくるんじゃないかと思っています。

 そうなると、WE13aシステムのウーハー、ランシング415レプリカ用のパワーアンプ(是枝アンプ6550p.p.)はもう少し緩いアンプに変えた方が良いかもしれませんね。
 先日ベンプレ亭書斎に来て下さったT様は、WE91bなんかが良いんじゃないかと言われてましたが、そんなに簡単には…

 今回組んだ無帰還シングルの回路で、真空管をKT150あたりにしたら出力が12~15Wくらいになって十分イケませんかね?

 何れにせよ自作品を聴くのは楽しいので、AXIOM22は当分コレで鳴らしましょう。

 ベンプレ妻を久しぶりに書斎に呼んで音を聴いてもらいましたが、「AXIOM22、メインシステムよりイイ」とはっきり言われました。
 それは言わないお約束でしょ…orz

P.S.
 実は大チョンボ、ランシング415ダブルウーハーを左右で逆相に繋いでました。これでいい音するわけないです。
 お粗末様。

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