イマーシブサウンドはどんなもんでしょうか?(その2.)

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(Dolby Atmosで収録された、カラヤンのベートーヴェン交響曲全集のBlu-Rayです。昨日届きました)

 より立体的な音場を再生しやすくなるように、1970年代前半にブームとなった4chステレオ以来、家庭用の音場再生システムとして各種の方式が模索されてきたことは間違いありません。
 2012年にこの音場再生に革命(だと私は思います)が起きました。天井スピーカー設置を前提とするドルビーアトモスの登場です。

 従来の4ch、5.1chは平面上にスピーカーを配置していましたが、ここで初めて上下方向にスピーカーを配置する事がデフォになり、上下方向の音場再生が錯覚を用いずにダイレクトに可能となりました。

 実はアトモスはもう一つの革命を起こしたと私は思います。それは「オブジェクトオーディオ」という方式です。それに対立するものとして「チャンネルベースオーディオ」があります。
 チャンネルベースAは従来のステレオ装置の様に、そのチャンネルに入る音をあらかじめトラックとして独立させています。しかしオブジェクトAはある位置にこの音を出させるという命令だけが入っており、その音をどのスピーカーでどのように出すかはAVアンプ側に任せてあるのです。

 私は以下の様に理解しています(合ってるかイマイチ自信ないけどw)。
 リスナー右前方45度、上方60度、距離5mに○○dbの音量でXという音を発生させるとします。
 チャンネルベースでは、まずルールに従ってスピーカーを設置します。そしてソース側には右前上スピーカーにXの音を○○db入れ、右後上スピーカーに○○db入れ、それぞれディレイを○○ms、○○msつけたトラックが作られています。
 これを再生すればXという音がリスナー右前方45度、上方60度、距離5mに浮かび上がります。

 これに対してオブジェクトAは「リスナー右前方45度、上方60度、距離5mに音量○○dbのXという音を発生させよ」というコマンドだけがソースに入っており、それをAVアンプが解読し、リスナーが自由度高く設置したスピーカーに合わせて、各スピーカーの音量、ディレイタイムを決めて発音させます。そうすると「リスナー右前方45度、上方60度、距離5mに○○dbのXという音が発生」するという代物です。

 さてここまで書くと、チャンネルベースAの方がピュアじゃない?という意見があるでしょう。私もそうだと思います。事実、オブジェクトAのドルビーアトモスよりチャンネルベースAのAuro-3Dの方がサンプリング周波数を高く設定できるようです。

 オブジェクトAは既に映画部門では革命を終え、市場のデファクトスタンダードとなってており、この方向性は変わらないと思います。
 オーディオはどうですかね?オブジェクトAのドルビーアトモス、DST:XとチャンネルベースのAURO-3Dが両方売られている様です。どちらも少ないのでコップの中の嵐ですが、ソースの数は後者が少し多いらしいですね。

 ホンネをいえば、どちらもコケるでしょう。昔から2chを超えるch数のオーディオ装置と3D(立体)TVは定期的にブームが来ますが、毎回コケてますから…

 やっと長い前置きが終了しました。疲れたので、続きは後で書きましょうw

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