ViV Lab.のアーム、Rigid Float/Ha13”を導入しました(その1.)

(Viv Lab.のRigid Float/Ha13”アームです。見慣れない形ですが、面白いデザインだと思いますし、なにより音は抜群です)
いよいよ年の瀬ですね。コロナに振り回された1年でしたが、とにもかくにも明日は大晦日です。ベンプレ親父も30日午前中に尼崎のはくほう会セントラル病院で外来をやり、午後に打ち合わせを一本済ませて仕事納めです。
60歳を過ぎてから恒例の大晦日・年越し当直業務に入らなくなったので、明日から1月3日までは4連休です。さらにコロナ自粛で東京に出している長女、埼玉に出している長男も帰省しませんので正月の様な気がしませんね。
さてYL音響D-1250がお誕生日プレゼント、由紀精密AP-0がクリスマスプレゼントですから、次はお年玉になりますね。新しいトーンアームをGetしちゃいました(^-^)/
AP-0にはオルトフォンRMA309+SPU Wood Aと由紀精密アーム+ベンツマイクロACE SHを付けています。
SPUは大変いい感じに鳴っていますが、由紀精密アームはデンオンDL103が開発時の針だったようなので手持ちのDL103Rをこちらに取り付け、ベンツマイクロは別のアームを使う事にしました。
もうタンテの上は載せられるところがありませんので、タンテ外にアームを置く様にしなければいけません。
通常型のアームだとアームベースの細工が厄介なので、ポン起き出来るタイプから探しました。
すると新品で入手できるのはViV Lab.しか目に付きません。昔はダイナベクターからも出ていたのですが…
実はこのアーム、以前から目を付けていました。先輩マニアのオーディオルームで二度ほど見たことがあります。
特徴はまずピュアストレートである事。現在は他にはフィデリックスくらいかな?
ヤマハは既製品の高級LPプレーヤーはピュアストレートアームですが、アームの単売はしていないのでは?
ピュアストレートアームはトラッキングエラーこそ大きくなりますが、インサイドフォースがかからないし、ラテラルバランスも何もしなくても合うため機構が簡単で、音が良いという意見もあります。
それよりもViV Lab.アームの一番の注目点は名前の通りのリジッドフロート。なんとアームの支点が磁性流体によって浮かせてあり、完全に固定されていないというエラく独創的な機構です。
アームの支点はどのメーカーも工夫を重ねていて、ピンポイント、ダブルピンポイント、ナイフエッジ、ダブルナイフエッジなどいくつも方法がありますが、支点が無い???
こんなのでマトモに音が出るのかな?
なにしろLP再生は針は自由に動いてシェルは必要最小限にしか動かない様でなければ音がボケるはずです。
支点をフロートすると、確かにハウリングには強いと思いますが、やり過ぎじゃないでしょうか。
一般にプレーヤーには重量でハウリングマージンを稼ぐタイプと、プレーヤーボードを浮かせてハイリングから逃れるタイプがありますが、前者はもちろん、後者のタイプでもタンテとアームベースは強固に連結されています。プラッターとアームの支点は常に一定距離でないとダメじゃないのかな?
実はタンテの外側に重量級のアームベースを置いて最近まで聴いていたことがあるのですが、このタンテはインシュレーターの無いタイプで、タンテもアームベースも同じ重量級の机に置いていましたから、ある程度結合していたと思います。
今回、由紀精密AP-0は机の上に置いたウエルフロートボードに載せていますので、アームベースを机の上に置くと、メカニカルには切り離されて、ある意味支点がボケると思います。
それならアームの支点がフロートしていても良いんじゃないのかな?それとも余計ダメになるのかな?
まあその理屈は後付けで、ViV Lab.のアーム、一度使ってみたかったんですよ。斬新だしカッコイイし、「音の見える部屋」でベンプレ亭書斎に来られた評論家の田中伊佐資さんも使ってますよ。
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