EMT(Haufe) T890 MCトランスをGet !!(前編)
(GetしたT890MCトランスです。奥のピアレス15095と比べると一回り小さいトランスですね。もちろん中古ですが、マイペットで拭くとキレイになりましたw)
ベンプレ亭書斎のモノラルLP用カートリッジはEMT OFD25でイク事になりました。この針は出力1.15mv、インピーダンス37Ωです。
現在、アルテック・ピアレス15095を咬ませて、マッキンC40のフォノイコを通して再生しています。
15095は入力インピーダンス150Ω、出力インピーダンス15KΩの10倍昇圧で使用して良い感じです。
昇圧比は3倍もあれば十分と思いますが、以前入力インピーダンス150Ωと600Ω(15095は150Ωと600Ωのタップが出ています)の聴き比べをインピーダンス240Ω、出力3mvのデンオンDL102でやった事があります。
10倍昇圧の150Ωより5倍の600Ωの方が昇圧比も良いし、ロー出しハイ受けの原則にも合うので良いかと思いましたが、10倍昇圧の方が元気があって良かったです。
ですから、インピーダンス37Ω、1.15mvのOFD25なら当然10倍昇圧の150Ωで良いわけです。
これで充分良い音だと思いますが、EMTのトランスを使ったらどうなるかな?と思うのが人情じゃないですか。
ネット情報ではEMTは自社ブランドではトランスは巻いておらず、Haufe社のT890を使用しています。
このトランスは入力の直流抵抗9Ω、出力の直流抵抗が900Ωで、10倍の昇圧比ですね。
ただ、直流抵抗値は入力・出力インピーダンスとは違うのでは?スピーカーなんかもそうですよね。
インピーダンス40Ω以下の針をつないで、35kΩ以上の入力インピーダンスのフォノイコで受けろという事ですので、インピーダンス37ΩのOFD25をつないで、普通のMM用フォノイコ、インピーダンス47kΩで受ければよさそうですな。
T890はピアレス15095や4722の様な、ライントランス、マイクトランスの流用ではなく、最初からMC昇圧用として作られたようです。
到着したトランスにはトランスのパススイッチがあります。なぜかアースターミナルがありません。
見た感じ、素人のケーシングではなく、ショップ・ブランドのブツでは?入出力ジャックのIN、OUT、L、Rの表記が印刷の様なので。
アームコードのアースはどこに繋ぐのか販売店に尋ねると、「アームコードのアース線を直接フォノイコにつなげ」との事です。
なんかヘンな気がするんですか、大丈夫かな???
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